「大銀杏、樹齢を聞いて最敬礼」と吟じられた参拝者がおられました。722年を生きたイチョウ、さらに生きるがために気根を伸ばす。ただただ、生命力の偉大さ力強さに敬服するばかりです。朝な夕な大樹の前に立ち手を合わせ、その命の尊さに敬虔な祈りを捧げられずにはいられません。
雪解けとともに新芽が芽ぶき、やがて若葉と青葉に。炎熱の盛夏には二十八度を超えない天然冷風。秋風に乗って落ちる銀杏実。霜月の黄葉と茅葺屋根の本堂に舞う落葉の風情、敷きつめられた黄色の絨毯(ジュウタン)。やがて厳冬の寒風を耐え忍ぶ大樹。このように大イチョウは春夏秋冬を通じ「大銀杏さん」と尊称され金言寺と共に親しまれてきました。
![金言寺の四季・春](http://ss944699.stars.ne.jp/wp-content/uploads/2022/09/haru1280-1024x682.jpg)
![金言寺の四季・夏](http://ss944699.stars.ne.jp/wp-content/uploads/2022/09/natsu1280-1024x768.jpg)
![金言寺の四季・秋](http://ss944699.stars.ne.jp/wp-content/uploads/2022/09/aki1280-683x1024.jpg)
![金言寺の四季・冬](http://ss944699.stars.ne.jp/wp-content/uploads/2022/09/fuyu1280-1024x682.jpg)